私がつくり手になったばかりの頃から、
｢いつか私たちの指輪もお願いします！｣と
伝えてくれていた後輩。
時間を経て、パートナーとの指輪選びの日がやってきました。
天真爛漫で愛される性格の彼女を表すようなデザイン
彼女のことは知り合った時から、
｢なんて人懐っこくてかわいい子なんだ…｣と思っていたのですが、
アトリエの扉を開いた日にも、
｢実感してきた…！｣「どうしよう、楽しみ…！｣と気持ちを言葉にしてルンルン。
そんな彼女の完成したデザインはこちらです。
入籍月と誕生月が同じ8月のため、
ペリドットをお留めしたことはポイントのひとつです。
《アイビー》を見ていると、
不思議と、彼女の人柄や笑顔が連想できるようで
私から見てもぴったりだと感じました。
心の中に描く理想を形に表したデザイン
いつも明るい彼女を見守るように、
落ち着いたオーラに包まれるパートナーの彼。
指輪選びの際も、
自分の思いを大切に、じっくりと冷静に悩む姿が印象的でした。
完成したデザインはこちらです。
藤の花をモチーフとした《フジハナ》。
育ってきた環境の中に、
藤の花が存在していたとお話してくださいました。
多くを語らない彼の中にある
揺るがない大切な気持ちに、ぐっと胸が熱くなりました。
お二人が大切にされていたこと
"人と被らないデザイン"や、
"お揃いも感じられるデザイン"を大切にされていたお二人。
柔らかく手元を彩る"ピンクゴールド"を共通点に、
もう一色はお互いの好きな地金を選択しました。
｢妥協なく好きなものを選ぼうね！｣と
おっしゃっていたことも印象的で、
だからこそ辿り着いたお二人らしいお揃いだと感じました。
何気ない日常がより大切に
お二人は、ご納品してから数か月後、
"私たちの日常が伝わるように"と
日常をお写真に切り取って共有してくださいました。
お二人の時間が伝わるような、
素敵な写真の数々に胸がいっぱいの気持ちになりました。
いつものお二人のお手元に
キラッと煌めく指輪があることに
私はうれしさが止まりません。
《アイビー(蔦)》の"結婚" “縁を繋ぐ”
《フジハナ(藤の花)》の"ずっと離れない"という花言葉。
運命とも思えるお二人らしい意味合いだと感じます。
お二人の幸せが変わらずあり続けますように。
心から願っています！
つくり手 勝岡
