はじめは、“ハワイアンジュエリーのような彫り模様が入ったデザインにしようかな”と考えていたお二人。
色々な指輪を見るうちに、“やっぱり結婚指輪には、シンプルさが一番大事かも”ということでご意見が一致しました。
男性は幅広のデザインをご希望。幅は4.5㎜でお仕立てし、幅広ながらデザインに結婚指輪らしさを出したいということで、リング表面を磨き光沢を出しました。
もうひとつのこだわりは、2種類の地金でリングをお仕立てしたことです。
プラチナのサイドから見えるゴールドが、リング全体に柔らかさをプラスしてくれます。
プラチナとゴールドの境目部分には、段差をつけてお作りするご提案を。段差がリングに立体感とメリハリをが生み出します。
一方の女性は、シンプルな光沢仕上げで男性とのペア感を大切にするか、ご自身の好きな槌目のデザインにするかとても悩まれました。
“男性のリングと並べたときのバランスも確認して、デザインを決めたい”ということで、試作リングは槌目のデザインでお仕立てしました。そして比較の上で“やっぱり統一感は大切にしたい”と、かたちを考え直すことになりました。
女性が最終的に選んだデザインはMilgrain《ミルグレイン》。ベーシックな甲丸リングのエッジに、小さな地金の粒を施したデザインです。
リングのサイドにそれぞれのアクセントを持たせることで、お二人らしい統一感のある結婚指輪に仕上がりました！
リングの内側にお入れした刻印も、お二人だけの特別な印です。
レーザー刻印の字体は、男性のこだわりの表れです。見えない部分に込めたメッセージがまた、お二人だけの特別感を高めます。
それぞれのリングにお互いの誕生石もお留めして、大切な想いの詰まった結婚指輪の完成です。
“いちばん初めは、大好きな人から指にはめてほしい”ということで、ご納品の際に指輪の交換を。
どんなかたちがお二人の結婚指輪としていちばんなのか、じっくり考えた時間もまたの素敵な思い出になったか思います☆
これからも、末永くお幸せにお過ごしください。
つくり手 増原 美紅
Male：マリッジリング/Pt900(プラチナ)K18YG(イエローゴールド）
Female：マリッジリング/Pt900(プラチナ)
