オーダーメイドを当たり前の選択肢に
ithでは、お二人のストーリーが宿る特別な結婚指輪、婚約指輪をおつくりしています。
かけがえのないお二人の指輪だからこそ、お二人のお好みや思いが反映されたものであってほしい。そうやって出来上がった指輪だからこそ、お二人の人生を通じてずっと愛おしむことができるはず。
そしてその実現手段として、オーダーメイドという方法が存在すると考えています。
だからこそ一生に一度の結婚指輪を選ぶ際に、もっと多くの人にオーダーメイドの指輪作りに取り組んで頂きたい。
ithを初めてから5年の間に、私たちだけでなく多くのブランドや工房が、オーダーメイドや手作りといった方法を提供するようになってきましたが、オーダーメイドという選択肢が、もっと当たり前のものとして結婚指輪選びのスタンダード、結婚指輪選びの定番となるように、私たちも様々な取り組みや努力を行なっています。
飾らないアトリエ
女性職人のアトリエから生まれたithは、お客様をお迎えする場を店舗とは呼ばず「アトリエ」と呼んでいますが、アトリエという環境とオーダーメイドという方法の間には、密接な関係性があります。
オーダーメイドを楽しむためには、つくる人間とお客様の間に、お互いへの信頼感や尊敬を含みつつ率直に意見を交換しあえる、円滑なコミュニケーションが存在することが重要になります。
そのための環境として、お客様に緊張を強いるような飾り立てた場所ではなく、質素で飾り気のない、けれどもものづくりの喜びを感じられるアトリエという空間が存在しています。
ithのアトリエはそんな考えに基づきデザインされていますが、オーダーメイドの指輪ひとつひとつに個性があるように、アトリエにもその街や土地の空気を反映した個性があると楽しいなという思いから、内外装もアトリエごとに変化をつけています。自由なものづくりのためにとても大切な、私たちなりの遊び心です。
お客様のためのコレクションリング
ithのコレクションリングは、代表の女性職人・高橋亜結の手仕事を通じて生み出されています。
手仕事ならではの表情や繊細さ、永く着けることを考えた着け心地の追求など、ひとつひとつのリングにデザイナーとしてのこだわりとリングへの愛情がこもっていますが、コレクションという形が完成形ではなく、お客様が理想のイメージへと近くためのサンプル、という位置付けも持っています。
イメージや知識がなくてもだれでも楽しめる
「予めデザインイメージがないとオーダーメイドってできないんじゃないの?」
「指輪のこととか何も知らないので自分たちには敷居が高いんでは・・・」
オーダーメイドと聞いて尻込みしてしまう方の多くがそんな不安をお持ちですが、ithではコレクションリングを用いてひとつひとつのリングを試着して頂きながら、それぞれの指輪のこだわりや魅力を感じていただく。同時に、何が似合うのか、どういうものが好きなのか、男性女性それぞれのお好み、結婚指輪としてのお二人のこだわり、お客様すらも気づいていないお二人の”らしさ”を導き出す。
予備知識やデザインセンスの有無などに関係なく、誰もがオーダーメイドを気軽に楽しむことができる魔法のツールが、ithのコレクションリングでもあります。
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職人の技術を紡いでいくために
ithの指輪は、吉祥寺にある自社工房と、信頼できる技術をもつ社外の工房・職人の協力の元に制作を行なっています。
ジュエリー業界でもCADなどのテクノロジー導入が進んではいますが、細密工芸であるジュエリーは仕上げなどにおいて機械化が難しく最終的にその良し悪しは職人の腕にかかってきます。
様々な技法が求められる上にひとつひとつ仕様の異なるオーダーメイドの指輪づくりは、熟練の職人にとってもけしてイージーな作業ではありません。日々研鑽を重ね確かな技術を身につけた職人だからこそ、一生を通じて身につけられるお二人らしい指輪を生み出すことができます。
ジュエリーの世界でも大手メーカーがタイやベトナムなどの海外に生産拠点を移していったことから、優れたオーダーメイドを手掛けられる職人は日本国内から少しづつ減りつつありますが、お客様や世の中の人々に、職人の仕事の価値を理解してもらってその腕を存分にふるってもらうチャンスを創り出すことが、職人の優れた技術を護り未来へと紡いでいくことにみも繋がると考えています。
オーダーメイドジュエリーを結婚指輪選びのスタンダードにしたい、という試みの中にはこのような思いも含まれています。
オーダーメイドが生み出す価値や魅力を世の中へと伝えていく。
オーダーメイドをもっと身近で誰もが楽しめるものにする。
オーダーメイドを通じて優れた技術を護り文化を紡いでいく。
ひとつひとつの指輪作りの先に、こんな夢を描いています。
ith 吉田