二度にわたって、
アトリエへお越しくださったお二人。
「キラッとしているデザインより、
カジュアルなほうが自分たちらしい。」
抱いているお好みをお話しくださいました。
じっくりと時間をかけて
辿り着いた指輪は、《槌目薫風》
ひと槌、ひと槌、
金槌で打ち作るやわらかな槌目模様。
手仕事ならではの温もりある仕上がりに、
惹かれてくださいました。
深いマット加工より、
少し艶を感じる質感がお好みだったお二人。
優しいヘアライン加工で、
しっとりとした風合いに。
お二人が何よりも大切にされていたのは、
“お揃い感”
同じ形の指輪を
それぞれ肌に合う色を考え、
色違いでお作りしました。
お互いのお好みも尊重しながら
一つの指輪にまとまったデザイン。
互いを想いやるお二人に、
ぴったりのデザインでしたね。
ご納品の前にお顔合わせを
無事終えられたお二人。
フォーマルなお洋服で、
いつもとちょっぴり違う雰囲気でした。
いつもの暮らしにも特別な日にも
自然体ですっと馴染んでくれる指輪。
これからも末永く、
身につけていただけますと嬉しいです。
つくり手 河原