結婚式を挙げることを
決めたお二人は、
式場探しと並行して
指輪探しをされていました。
スケジュールをギュッと
詰め込んで行動されていたお二人は
少し焦り気味。
それでも、
アトリエの椅子に腰掛けられた時には、
お茶を飲みながら
少しホッとしたご様子が拝見でき、
私も安心したことを覚えています。
お二人の指輪選びのポイントは、
明確でした。
「誰が見ても、
お揃いの指輪だとわかること」
「シンプルなこと」
ただ、初めての指輪選びだったため、
試着を進めていくと、
お互いの希望が徐々に出てきて、
“一つのデザインに決められるのかな”と
戸惑う場面もありましたね。
そうして、辿り着いた指輪は、
表面に2種類のテクスチャを施す
デザインでした。
ベースとなる指輪は、
シンプルな形状の《アンダンテ》。
半分は、
男性がご希望の
つるんとした “鏡面仕上げ”。
もう半分は、
女性がご希望の
格子状に織り成す“メーぜ加工”と
ワンポイントの“星の飾り彫り”
を施しました。
色味はお二人共の手元に
馴染みやすかった
ピンクゴールドでしっかりお揃いに。
お互いのご希望を尊重して
一つの指輪にまとめたデザインです。
限られた時間の中、集中して
指輪選びをしてくださりましたね。
お二人の気持ちが
しっかりと同じ方向を
向いていたからこそ辿り着いた
素敵なデザインだと思います!
指輪も使い込まれた
風合いが見られる頃でしょうか。
メンテナンスなど
またいつでもご相談くださいね。
つくり手 大橋
Male:結婚指輪《アンダンテ》/K18PG(ピンクゴールド)