2024.06.04 代表ブログ

節目の10周年 / ith代表・高橋亜結よりご挨拶

2024年6月4日で、ithは10周年を迎えました。

 

これまでにアトリエを訪れてくださった方々や、たくさんの仲間、職人に支えられ10周年という節目を迎えることができました。ありがとうございます。

 

10年の日々を振り返ってみると、目の前にあることに1つずつ挑戦していたら進むべき道が少しずつ見えてきた、というのが私の感覚です。回り道や行き止まりを経験しながらも立ち止まることなく、これからもコツコツと地道に前に進んでいきたいと思います。

 

 

オーダーメイド結婚指輪をつくろう!さて、何から準備しようか?という手探りの状態で始まったith。最初の頃は、自分のできることやithの良さが何なのか、理想像などを考えている余裕もなく日々目の前にあることに、とにかく手当たり次第対処していく、というような毎日でした。

 

アトリエで試着してもらうためのリングを1つ1つ考えて作ったり、アトリエで過ごす時間を楽しんでもらうにはどうしたらいいか悩んだり。正解が分からないまま、とにかくやってみよう!と勢いで進んできた最初の数年。

 

 “たくさんよりも、ひとつをたいせつに“

 

この言葉は、そんなはじまりの頃に掲げたithのものづくりの姿勢を表しています。どんな時でも、たくさんのことに振り回されるのではなく、一生ものの結婚指輪に携わる責任を忘れず、目の前にある指輪とお客さまに向き合おうという思いを込めています。今でも変わらずithに関わるみんなのよりどころとなる、大切な言葉です。

 

 

この言葉を支えにアトリエを増やし、ithの仲間が増えていく中で見えてきたのは、お客さまに寄り添うということに本気で取り組むこと。これがithの価値なのかなと思うようになっていきました。

 

身に着ける人にとって愛着の湧く本当にいいと思える指輪をつくるため、アトリエで試着してもらう指輪は多様なフォルム、表面のテクスチャ、断面の形状などを用意すること。その組み合わせを数種類のパターンに限定せず、できる限り自由に組み合わせができるようにしてオーダーメイド の指輪づくりを楽しんでもらうこと。試着を通じてデザインの好みを深く掘り下げられるようつくり手がサポートをすること。

 

様々なお客さまに向き合い、寄り添うことで生まれたithらしいやり方です。

 

これは、指輪に携わるみんなの強みを活かして工夫してきたことがithの寄り添うかたちに繋がっているのだと思います。様々な経験と個性を持ったつくり手や、職人の得意な制作技術。それらがなければ今のithを築くことは不可能でした。

 

自分ひとりでは築けない、みんなの力が集まり同じ方向を向くことで生まれた、かけがえのない価値です。

 

 

今までやってきたこと、それらが1つ1つ繋がって少し先の未来が見えてきたこの10年。今まで積み重ねてきたことの中で大切なものは守り、変化を恐れず柔軟にひろがっていける。“何とかできるかも”という可能性を持ち続けながら成長できるithでありたいと思っています。

 

 

10周年を記念してithに携わる仲間同士のクロストークインタビューや、指輪をお仕立てしたお客さまとの記念撮影会などなど、今年は特別な計画をしています。お楽しみにしていてください!

 

たくさんよりも、ひとつをたいせつに。これからも誠実にものづくりに励んでいきます。

 

ith 高橋亜結

 

 

[interview①]ithの始まりを支えた三人が語る、“お客様に寄り添うものづくり”とは -前編-

 

[interview①]ithの始まりを支えた三人が語る、“お客様に寄り添うものづくり”とは -後編-

 

10周年 撮影イベントのご案内

 

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節目の10周年 / ith代表・高橋亜結よりご挨拶