お越しいただく前から気になっていたのは…
お二人は、アトリエにお越しいただく前から
気になっていたデザインがありました。
シンプルな形ですが、ダイヤモンドの留め方にひと工夫ある《ソレンネ》です。
縦に3つ並べてお留めしていて、
側面から見た時もダイヤモンドの輝きが楽しめる
ちょっと珍しいデザイン。
気になっているデザインはもちろん、
その他の形、質感もお試しすることで
「やっぱりこれ!」とお好みが固まりましたね。
お二人の”お揃い感”
”お揃い感”にもこだわったお二人。
ithでご用意している《ソレンネ》は、
実は男性と女性でデザインが異なります。
女性は甲丸という、丸みがある形なのに対して
男性は平打ちという、平たくエッジのある形。
ダイヤモンドも大きめのものを一つ留めています。
丸みのある甲丸の形を揃えたかったお二人。
男性のデザインをどうするか?も一緒に考えさせていただきました。
彫りが”つながる” お二人だけのデザイン
ダイヤの留め方を工夫する?
同じ種類の石を留める?
お話しながらいろいろな案が出てきました。
「どうやってお揃い感を出すか?」
お二人ならではの答えが探せるのも、オーダーメイドの楽しいところ。
最終的に、男性のデザインは
「同じ形に、女性と同じ彫りをお揃いで入れる」ことにしました。
ダイヤなどは留めず、シンプルな仕上がりです。
2本のリングを重ねた時に、彫りがつながるように加工することをご提案し、
それぞれが身につけている時も
お相手との”つながり”が感じられるものになりました。
お二人のこだわりが詰まった、特別なペアの指輪。
つながる彫りは、道に刻まれた轍のようにも思えます。
記念日にはお二人で指輪をながめながら、
これまで一緒に歩まれた思い出や時間を楽しくお話いただけたら幸いです。
つくり手 角埜