ithのプロポーズリングで、
無事にプロポーズを成功させた男性。
ご婚約が決まり、今度は婚約指輪をお探しに
女性とアトリエにお越しくださいました。
女性が昔から憧れている婚約指輪のイメージは
ソリテールタイプと呼ばれる一粒石のデザイン。
試着を繰り返し、
着け心地やダイヤモンドの見え方を比べながら
お選びいただいたのは《リリー》でした。
ダイヤモンドを支える"石座"と呼ばれる部分は、
リリー=百合の花をモチーフにしています。
百合の花びらの中心に留まるダイヤモンドは、
まるで朝の光に照らされた一滴の雫のようです。
婚約指輪に続いて、
結婚指輪もじっくりと考えました。
男性のお気に入りは《ミルグレイン》でした。
指輪の縁に施されたのは"ミル打ち"という伝統技法。
職人の丁寧な手仕事によって生まれる、繊細で細やかな加工です。
女性は他のデザインと悩まれていましたが、
「せっかくの結婚指輪だから、二本並んだ時にしっくりくる同じデザインにしようか」
と《ミルグレイン》をお選びになりました。
男性の指輪にも、ダイヤモンドをお留めするアレンジ。
"ご夫婦で着ける"結婚指輪だからこそ、
おそろいのデザインで特別感が生まれました。
三本の指輪に思い出をたくさん刻んで、
お二人らしい風合いに仕上げていってくださいね。
つくり手 松井