ithではじっくり時間をかけて、
たくさんの指輪をご試着いただきます。
着けていくうちに少しずつお好みがわかっていき、
パートナーの意外なこだわりを知ることができるのも
楽しみの一つなのではないかと感じることも多いです。
お二人はどんどん明確になるこだわりも、
結婚指輪だからこそのお揃い感も、
どちらも諦めずに指輪のデザインを
考えてくださいました。
指輪を着け比べるうちに気がついたこだわり
シンプルなデザインは寂しく感じる、と
初めにお二人は話してくださいました。
ですが試着を重ねると、
女性はプラチナで鏡面加工の指輪が
お手元に似合って見えると発見がありましたね。
艶やかに輝く指輪は、
お手元をすっきり明るく見せてくれます。
お気に入りでしたのは、
男性は個性的なデザインがお好き。
彫り模様の指輪や２色のコンビカラーなど、
遊び心を感じるデザインに惹かれていましたね。
羽の彫り模様が輝く《アーラ》がお気に入りでした。
中央にワンポイントデザインがあるものもお好きだと
楽しそうにお話ししてくださったことを覚えています。
それぞれお気に入りだと感じた指輪を並べてみると、
お揃いで選んでいる指輪は少なかったお二人。
プラチナで鏡面がお好きという
女性のこだわりを優先させると、
男性にはシンプルすぎるデザインです。
男性のお好みだった彫り模様でお揃いにすると、
女性が大切にされていた
お手元との相性を妥協することに。
それでもご自身のお好みも、
お揃い感もどちらも諦めたくないと、
お二人はデザインを考えてくださいました。
お互いの好きな要素を合わせた、お二人だから見つかったデザイン
そうしてお二人は、《マルテロ》という
２色のコンビカラーのリングをベースに、
多面のデザインをアレンジで施した指輪に辿り着きました。
砂漠をモチーフとした多面は、
光の反射が複雑で、個性的な印象が楽しめます。
面も一つ一つが大きいため緩やかに光が動き、
女性のお好みだったプラチナ鏡面ならではの
お手元を明るく見せてくれる印象が叶いますね。
２色のコンビカラーにしたことで華やかさも増し、
キリッと引き締まってフォーマルな印象も
感じられるようになりました。
中央にはお二人がお揃いで気に入ってくださった、
星の飾り彫りが輝いています。
オーダーメイドだから叶った、
お揃いの指輪が完成いたしました。
12月の下旬がご入籍予定でしたお二人。
改めまして、ご結婚おめでとうございます！
これからのたくさんの幸せを、
指輪が優しく見守ってくれますように。
つくり手 田中
