ロック好きなお二人とのリング探し。
ローマ数字のⅥ(6)とⅨ(9)を、
お互いのリングにさりげなく刻みたい!というご要望をお持ちでした。
フォルムはストレートとすでにお決まりだったお二人。
シンプルな着け心地の良い丸みが特徴の、
Andante《アンダンテ》をお選びになりました。
表面のテクスチャーとして選ばれたのはネーヴェ加工。
決め手は〝味のある仕上がり〟でしたね。
使い込んだような独特な風合いは、
ロック好きなお二人にピッタリで本当にお似合いでした。
お二人が悩まれたのは女性リングのダイヤの位置。
ⅨのⅠとⅩの間に留めよう!と考えていたそうですが、
それではⅠ(1)とⅩ(10)に見えてしまうかも・・
となり、他の案を考えていくことに。
二つ並べたときにⅥとⅨの間にダイヤがくるように、
Ⅸの前に留めるデザインにしました。
ダイヤを留めない男性へ気持ちだけおすそ分け!と、
お二人の仲の良さが現れたこだわりがとても素敵です。
また、お互いのリングの内側にメッセージを刻印したのもこだわりです。
ご納品の瞬間まで内容は秘密にしました。
ご納品時、送りあった刻印を確認し合い、
なんか恥ずかしいねと照れ合うお二人の姿。
同じ空間でその時間を共有できたことは私にとっても幸せな思い出となりました。
光の反射によってくっきりと現れるさり気ないⅥ・Ⅸ(ロック)と、
内側に刻んだお相手への気持ちの刻印。
お二人らしい素敵な結婚指輪が仕上がりました。
これからはたくさんの思い出をリングに刻んでいってくださいね。
末永くお幸せに!!
つくり手 竹内利菜