せっかくのオーダーメイドだから、細部までこだわった、自分たちだけのものをつくりたいとご希望のおふたり。
気になること、やってみたいこと、希望をひとつひとつ確認しながら、こだわりをぎゅっと詰め込んだデザインを考えていきました。
気分でリングの表情を変えたり、アンティークな雰囲気が欲しいな、と女性。
男性はシンプルな雰囲気も大事にしたいということでした。
その他にも槌目という、金槌を使った多面的なテクスチャなどもお二人ともお気に入り。
アンティークな雰囲気もあり、他にない個性的な表情を持つリングとして、Cristallo《クリスターロ》をご紹介しました。
槌目の加工とは違う、ヤスリで仕上げたざらっとした面が特徴のリングです。
陰影の強いマットさが、プラチナの色味に深みを持たせています。
面白い加工で、お手持ちのエンゲージリングとの相性も良かったので、気に入ってくれましたね。
気分で付け替えるにはどうしたらいいかな?ということで、加工の違い、仕上げの違いでリングに2面性を持たせてはどうかとご提案。
メンズリングは半分に槌目を、もう半分は何も加工を加えず、シンプルに仕上げることにしました。
レディースリングの《クリスターロ》は、半分はヤスリの目を残したマットな加工、もう半分を光沢に磨き上げることに。
そうするとメンズリングの槌目の面との一体感も出て、ペアらしい雰囲気も大事にできました。
最後に、表面のダイヤモンドを留める面の形もじっくりと修正して、細部までこだわった、世界でひとつの特別な結婚指輪が仕上がりました。
二つの表情をあわせ持つ、とってもおしゃれなリングになりました。
気分によって、シーンに合わせて、結婚指輪もふたりのファッションの一部として、身に着けるのを楽しんでくださいね!
つくり手 多田真梨子
Male:マリッジリング / Pt900(プラチナ)
Female:マリッジリング / Pt900(プラチナ)
Tsutime Fuyu《槌目 冬》
https://rings.ateliermarriage.com/collections/show?ring_id=53
Cristallo《クリスターロ》
https://rings.ateliermarriage.com/collections/show?ring_id=48