真冬の寒さが厳しい日々ですが、
街並みの中に寒椿の彩りが
目を惹く季節になりましたね。
昨年のこの季節に、
今まで仕立ててきたithの指輪たちをみて、
アトリエに足を運んでくださったお二人。
それぞれの好みを持っているから、
お互いの好みが叶う指輪をつくりたいと仰っておりましたね。
お揃いのデザインではなくても
お互いを感じられる指輪にしたいという想いを持って
ithにお越しくださいました。
ご試着しながら、お好み探し
シンプルな指輪が良いなと、
試着を進めていったお二人。
男性の目に留まったのは《アルページオ》でした。
遠目から見るとシンプルだけど、
ラインが2本入ったような形状が
印象的なデザインでしたね。
真っ直ぐな形の中に、ラインの見えるデザインが
男性のお手元にしっくりとくる指輪でした。
お互いのお好みから、辿り着いたひと組
音楽に携わるお仕事をされている女性は
指輪の名前にも着目しながら
試着していきましたね。
“ハープを奏でる”という意味の
イタリア語が語源となった《アルページオ》。
音が重なり合い、
なめらかなハーモニーを奏でるような、
お二人の人生が彩り豊かなものになってほしいという
想いが詰まった指輪です。
冠した名前だけでなく、2色使いのデザインが
他にはない特別感があることも
お気に入りのポイントでしたね。
お二人それぞれが
大切にしたいことを見つけていくと
辿り着いたのはお揃いのデザイン。
運命を感じるような、特別なひと組でした。
指輪の内側に込めた更なる“特別”
お揃いの形を
それぞれのお好みの地金で仕上げたお二人。
指輪の内側には、
お互いを感じられる刻印をお入れしました。
ペアリングや婚約指輪に
結婚指輪には、お二人の新たな始まりである
ご入籍のお日にちの刻印。
刻印のはじまりには
入籍月の誕生石である“アメシスト”をお留めし、
1番うしろには
“ブルートパーズ”と“タンザナイト”、
お互いの誕生石を留め合いました。
幸せを贈り合うような、
お二人だけの特別な刻印に仕上がりましたね。
時が経っても、お互いの想いを感じられる結婚指輪
ご入籍から、まもなく1年の月日が経ちますね。
お二人で一緒につくった指輪は
お手元に馴染んできているでしょうか。
指輪と共に、彩り豊かな日々を
これからもお二人でお過ごしくださいね。
つくり手 宮本