おしゃれなお二人は、”人と違うリングにしたい!”と仰っていたことから、
自然なフォルム、デザインのリングがお好みでたくさんご試着してくださっていました。
その中でも男性が”これ結構好きかも”と仰ってくださったリングはMese《メーゼ》。
幅と厚みに強弱のあるフォルムに格子状にマットな模様が入ったデザイン。
男性のお気に入りポイントはフォルムとマットな模様の他に中心に日本の伝統技法「象嵌技法」を施し他の地金を嵌め込んだ個性溢れるデザインを”面白い!!”ととても気に入ってくださいました。
女性も”そこまで強すぎるゆらぎではないからいいね”とお二人とも同じかたちで決まりました。
男性は、”象嵌の部分を通常の●ではなく何かにしたいなあ”と仰ったので、四角やひし形など実際にサンプルのリングに書いてどのかたちにするかを考えて、一番しっくりときた”ひし形”でお仕立てすることに。
色味は肌に馴染みやすいとベースは”K18WG"にしましたが、あえて境目がわかりずらい”pt900”で象嵌する男性のこだわりが垣間見れました。
女性は”普段もリングを着けるから結婚指輪感をこのリングにだしたい”と仰りダイヤで特別感をだすことに。
何pc留めようか、どんな風に留めようかと悩む時間も実際にczをリングの上に乗せてみてみたりとじっくりとご一緒に考えながら一つ一つ決めていきました。
試作リングを一度制作した時は、3pcをふせ込みという留め方で留めましたが
男性から”真ん中だけ自分の象嵌の形と同じひし形にしてみたら?”というアイディアがあり、
女性も”ペア感が増していいかも”と仰っていたことから”マス留”という留め方を傾けるとひし形にみえますよとご提案。
実際にリングに書いてみて頂くと”ポイントになっていいね!”とお二人とも笑顔で仰っていただきデザインがきまりました。
女性のひし形で留めたダイヤを見た男性は、”正面の裏側部分に同じひし形を入れて正面との二面性をつくりたい!”と新たなこだわりポイントがでてきて女性はダイヤでしたが、男性は”ブラックダイヤ”をひし形で留めるかたちに。
リングお渡しの日は偶然洋服が被ったそうでびっくり!なお写真。
仲良くリング交換するお二人を見てとてもほっこり幸せな気分になりました。
男性のリングには女性のアレンジが。女性のリングには男性のアレンジが加わり、お互いの良いところを組み込んだオリジナリティ溢れるリングをご一緒に考えることができてとても楽しかったです。
またぜひ明るい笑顔で銀座アトリエにいらしてくださいね!
つくり手 千葉美貴
Male:マリッジリング/pt900(プラチナ).K18WG(ホワイトゴールド)
Female:マリッジリング/K18WG(ホワイトゴールド)