「つや消しのリングにしたい!」とご希望があるお二人。
いろいろなリングを着けていく中でお二人は、
細やかな彫り模様が特徴のリングをお好みでした。
男性はForesta《フォレスタ》、
女性はPiuma《ピウマ》を気に入ってださいましたね。
ですがお互いの好きなリングにすると、
「全く違うデザインだからお揃い感がなくなってしまう」と、
悩んでいらっしゃいました。
全く違うデザインのリングだからこそ、
どうやってお揃い感をもたせていこうかとたくさんお話しましたね。
リングの形を同じS字のカーブで仕立て、
正面には星の飾り彫りを揃えてキラリと輝かせることで、
彫り模様は違っていても、
“二つで一つ”の特別であることにこだわりました。
鳥の柔らかい羽模様をイメージした《ピウマ》と、
温かい木の肌をイメージした《フォレスタ》。
「“鳥”が羽を休めるのに必要な“止まり木”。
“止まり木”も休んでくれる“鳥”がいるから寂しくない。
どちらか片方だけでは意味がなく、
どちらも存在するからこそ意味がありますね。」と、
それぞれの彫り模様に由来したエピソードも、
お二人とお話ししたことを思い出します。
ご納品が終わった今でも思い出しては、
このエピソードがお二人にぴったりだなと感じています。
「素敵なリングに仕上げてくれて、大満足です!」と、
メッセージをくださった女性。
羽をモチーフにしたジュエリーは、「幸せを運んでくるように」との願いがこめられています。
お二人の元にも温かい幸せが、これからたくさん運ばれて来ますように。
末永いお幸せを祈っています。
つくり手/平島 郁美
Male:マリッジリング/Pt900(プラチナ)
Female:マリッジリング/K18YG(イエローゴールド)