ご入籍されてしばらく経ったお二人より、
ご結婚の証としてithで指輪制作をお任せいただきました。
お二人で指輪選びをはじめてから
たくさんのお店を見て回られたそうですが、
「何がいいかよく分からなくなってきたんです」と
悩んでいた気持ちを打ち明けてくださいましたね。
たくさんのサンプルリングをご試着いただく中で、
お二人ともデザインの意図やつくりの違いについて
真剣にお話を聞いてくださいました。
最初は不安な表情を浮かべていたお二人でしたが
指輪を着けながら自然と明るい笑顔になり、
私まで嬉しい気持ちになったことを覚えています。
お二人が大切にされていたのは、
結婚指輪らしくシンプルであること、
長く着けていても心地の良い形であることでした。
質感は凛とした輝きを放つ鏡面で、
角のない細身の甲丸フォルムは指あたりが良く、
お二人のお手元に一番フィットしましたね。
指輪の内側には、4月と12月の誕生石である
ダイヤモンドとタンザナイトを
お互いに交換してお留めしました。
男性リングの内側はイエローゴールドにアレンジ。
見えないところにもお相手さまへの想いを込めた、
男性からのご提案で取り入れたアイデアです。
お互いを想う優しい気持ちを込めた、
お二人を繋ぐ特別な結婚指輪になりました。
結婚指輪を身に着けていると、ふとした時に
お相手さまをより近くに感じられることと思います。
指輪のあるお二人の毎日が、素敵なものとなりますように。
お二人の末永い幸せを、お祈りしています。
つくり手 北ヶ嵜