2024.10.10

ブルートパーズが爽やかな
波を彷彿とさせる
ピンクゴールドの婚約指輪 

POINT

  • 男性が思い描く婚約指輪とは?
  • 贈るお相手を思いながら調整したデザイン
  • 初めて目にした本物のダイヤモンド

お付き合いしている彼女へ婚約指輪を贈りたいという思いを抱いて、男性がお一人でアトリエを訪ねてくださいました。


指輪をお渡しするタイミングはすでに決まっており、なんとお相手の女性のお誕生日。

作りたい婚約指輪のイメージをお尋ねすると、「派手すぎず、でも他とは違う個性のある婚約指輪」と教えてくださり、特別な日にぴったりの婚約指輪探しがスタートしました。

デザインを見比べて広がっていった指輪のイメージ

「派手すぎず、でも他とは違う個性のある婚約指輪」のイメージを明らかにするために、まずはたくさんのデザインの指輪をご覧いただきました。

 

指輪をひとつずつじっくり見てみるうちに、ダイヤモンドが複数留められているデザインが男性のイメージに近いことが分かりました。

 

さらに指輪を見比べていくうちに、男性は指輪の側面に注目するようになりました。



婚約指輪を側面、つまり横から見ると、ダイヤモンドを支える “石座” のデザインがよく見えます。側面は、指輪を身に着けるご本人から意外とよく見える部位でもあります。

男性が指輪を全方向からじっくり見てくださったからこそ、側面のかたちの重要性に気づかれましたね。そんな男性が気に入られたのが、《オーンダ》という婚約指輪でした。

 

 

波をモチーフに作られた《オーンダ》は、正面から見るとセンターダイヤモンドとメレダイヤモンドが描き出す滑らかなカーブが美しい婚約指輪です。

ダイヤモンドの存在感とデザイン性が、男性の「派手すぎず、でも他とは違う個性のある婚約指輪」というイメージにぴったり重なりました。

また、注目ポイントである石座のデザインは、波のような躍動感が目を惹きます。

 

 

男性が《オーンダ》を選ばれた理由のひとつが、ダイヤモンドが低めにセッティングされている点です。石座に高さがあるデザインだと、女性が指輪をぶつけることを心配して身に着けづらそうだと考えたのです。

 

お相手を思いながらデザインを選ばれる男性は、さらにデザインにこだわりを込めました。

色のアレンジで、さらに特別感のある婚約指輪に

“どうすればよりお相手にぴったりのデザインになるだろう?”

考えた末に辿り着いたのが、地金と宝石の色のアレンジでした。

リングアームは女性が普段からご愛用中のピンクゴールドに変更することで、より親しみやすいデザインに。そしてメレダイヤモンドの一部をカラーストーンに変更することで、オンリーワンの婚約指輪を目指しました。


女性が5月生まれのため、初めは誕生石のエメラルドを検討しましたが、鮮やかなグリーンのエメラルドはピンクゴールドから浮いてしまう懸念が。

 

 

そこで、女性はブルーがお好きなこと、お二人は11月にご入籍予定であることにちなんで、11月の誕生石であるブルートパーズを合わせることにしました。

 

澄んだ水色のブルートパーズを取り入れることで、波のデザインである《オーンダ》らしさもぐっと引き立ちましたね。

彼女のために選ぶダイヤモンド

デザインが決まり、最後に指輪の真ん中に留めるダイヤモンドの選定を行いました。

男性にとって、本物のダイヤモンドを見る機会はこのときが初めてだったそうです。

 

指輪と同様にじっくり見て考えてくださり、ダイヤモンドの評価基準4Cの中のClarity(クラリティ)、つまり透明度にこだわって選ぶことが決まりました。


ダイヤモンドは透明だと思われる方も多いですが、透明度には個体差があり、見比べてみるとほんのりイエローを帯びたものから無色に近いものまであり、微妙に色合いが異なるのです。

女性がお手元で清らかで美しい輝きを感じられるよう、透明度の高いダイヤモンドを選んでいます。

こだわりがかたちになった婚約指輪

こうしてじっくりとデザインやダイヤモンドを見比べることで、ピンクゴールドが親しみを感じさせつつも、透明度の高いダイヤモンドと澄んだ水色が美しいブルートパーズが輝く特別な婚約指輪がかたちになりました。

 

 

「期待以上のもので、とても嬉しく思います」と、完成した指輪をご覧になった男性もとても嬉しそうでした。

真剣に選び抜いた婚約指輪に込められた愛が、お相手の女性にしっかり届きますように。

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ブルートパーズが爽やかな波を彷彿とさせるピンクゴールドの婚約指輪