「インスタグラムで見た、
指輪の内側に似顔絵のイラストが入った
デザインが可愛くて来ました!」
とお越しになったお二人。
そんなご要望を叶えた指輪が完成しました。
デザインはシンプルに結婚指輪らしく
普段指輪をつけないお二人が
永く身につける結婚指輪で重視したことは、
どんなシーンでも使いやすく、
つけ心地が良いものでした。
細身で、左手の薬指にフィットするように
左右の高低差をつけた《マルカート》が選ばれ、
まるでつけていないかのような、
つけ心地の良さを気に入っていただきました。
シンプルさを叶えることはもちろん、
【ザ・結婚指輪】という特別感も
与えてくれるデザインになりました。
細部までこだわったダイヤモンド
《マルカート》の女性リングは、
日常使いをする上で、もう少し主張を抑えるために
石数を5pcに変更することに。
女性は《マルカート》のトップ部分の
斜めのラインの中に流れるように配置された
ダイヤモンドが美しくお好みでした。
しかし、石数を減らしたことで、
ラインの途中で石が終わってしまい、
流れを途切れさせてしまうことを
女性はためらいました。
石数を減らしながらも、流れを活かすため
石の周りをアーモンド型に彫り、
実際に石が留まっている範囲より長く彫ることで
ひねりの流れとの統一感を実現しました。
お二人の共同作業が生んだ特別な似顔絵
最初からご希望だった内側のイラストは、
後日、女性が手書きで描いたイラストを
男性に持ち込んでいただきました。
その際、線が少し細めで、
指輪の中に入れる上で見やすくなるように
太めにすることを提案したところ、
その場で男性が、女性の描いたイラストをなぞり、
見やすいイラストになりました。
ビデオ通話で、女性にもイラストをご確認いただくと、
「めっちゃいい!!!」とお言葉をいただき、
お二人の共同作業が生んだ力作になりました。
ご納品
当日は、私からのご納品は叶わず、
別のつくり手からのご納品となりましたが、
とても嬉しそうで、常に仲良しだったと伺いました。
リング内側のイラストと同じ
肩を組んだお写真を見て、
私もほっこりとした気持ちになりました。
この指輪が、お二人の仲の良さをさらに深めてくれる
そんな指輪になると信じております。
これからもお二人の力を合わせて、
温かく、笑顔溢れた家庭を築いていってくださいね。
末永くお幸せに。
つくり手 矢嶋