宝石なしでも、指輪がキラリ
手元でキラキラと輝く指輪は、眺めているだけで気持ちを華やかせてくれます。
キラキラと言えば、真っ先に思い浮かぶのはダイヤモンドや煌めく宝石の数々ですよね。
それでは、指輪の輝きは宝石に頼ることなく作り出すことができることをご存知ですか?
彫り模様と磨き上げた質感で、指輪に宝石とはひと味違う輝きを生み出すことができます。
鋭い彫り模様のインパクト
輝きを生み出すのは、指輪に施された彫り模様です。
日本の伝統技法である“和彫り”は、くっきり力強い彫り模様が印象的。
はっきりとした凹凸と、磨き上げられた地金の光沢のコントラストがキラキラ輝きます。
“和彫り”と聞くと和柄を連想しますが、表現できる模様はさまざまで、中にはヨーロピアンな柄も存在します。
どこから見てもキラキラと美しく輝く、和彫りの結婚指輪を探してみましょう。
彫り模様とミルグレインのコントラスト
|blog記事:シンプルと個性を叶える結婚指輪|
Stola《ストーラ》は彫りのラインが強い光を放つ、エッジのきいた平打ちリングです。
“シンプルで個性的な結婚指輪”がご希望だったお二人は、ずっと身につけていられシンプルさと、いつまでも指輪を好きでいられるようにと、好みを重視してStola《ストーラ》を選ばれました。
斜めに並ぶ彫り模様と、指輪を縁取る丸くて小さなミル打ちの装飾が特徴のStola《ストーラ》の特徴です。
シャープで力強い彫り模様の輝きと、繊細なミルグレインのあしらいで、細身ながら存在感のある表情に仕上げました。
珍しい山型フォルム
|blog記事:シンプルにきらりと輝く和彫りのリング|
ツヤのある光沢仕上げの指輪をお探しのお二人が選ばれた結婚指輪は、凛とした輝きとエッジの効いたデザインが目を引くArtiglio《アルティリオ》です。
鋭角的なクールなデザインの中に、クラフトデザインの温かみが漂います。
結婚指輪には珍しい“剣腕”と呼ばれる鎬(しのぎ)のフォルムを、和彫りで覆ったArtiglio《アルティリオ》。
矢印や三角形を連想させる立体感が、中心から斜めに彫りを入れることで、ますます引き立ちました。
繊細な和彫りが優しい表情
|blog記事:キリッとした和彫りに一目惚れした結婚指輪|
月桂樹の生き生きと柔らかな彫り模様が、アンティーク調の優しい雰囲気を醸し出すErba《エルバ》。
深い彫り模様のラインに一目惚れしたお二人が選んだ結婚指輪です。
Erba《エルバ》のモチーフである月桂樹は、“幸福の木”・“夫婦の木”という意味を持つモチーフです。指輪全体を月桂樹が覆うデザインは、夫婦の証である結婚指輪にぴったりですね。
繊細な彫り模様は華奢なリング幅と相性がよく、よりエレガントなイメージに。
エッジには小さなミルグレインがさりげなく施され、クラシカルなムードを引き立ててくれます。
和彫り×切子模様の伝統美
|blog記事:切子細工のように繊細でキラリと輝くマリッジリング|
“切子細工のような模様が好き”と、女性の目に止まったのはAnise《アニス》。
他の指輪との重ね着けもしやすいと、男性も気に入ってくださいました。
お色味はお二人それぞれのお好みに合わせ、男性はプラチナ、 女性はピンクゴールドを選ばれました。
色味が変わるだけで、指輪の雰囲気に変化が生まれます。
Anise《アニス》のモチーフは、八方に伸びる模様はハーブの一種である“スターアニス”。
末広がりを思わせ縁起が良いとされるモチーフでもあります。
深さのある凹凸は、光を反射してキラッと印象的な輝きを放ちます。
|blog記事:彫り模様を取り入れた、二人だけのこだわりの形|
こちらの指輪は、Anise《アニス》にアレンジを加えてお仕立てしました。
女性は大好きなゴールド1色でお仕立てしました。
男性はプラチナをベースにゴールドを張り合わせて2色づかいで、プラチナを縁取るゴールド部分にはミル打ちの装飾もプラスしています。
現代のセンスと伝統美
日本の伝統技法である和彫りは、平安時代から長く受け継がれてきました。
和彫りの彫り模様は、鏨(たがね)という道具を使って、ひとつひとつ職人の手によって深く彫り込まれます。金属に当てた鏨をハンマーで叩いて模様を作り出す和彫りは、昔は刀の鍔(つば)などの細工として用いられた技法です。
現在では、技術を受け継ぐ職人の数も限られていますが、伝統美を現代のセンスで解釈して結婚指輪のデザインに取り入れています。
肩肘張らずにお二人らしく、歳を重ねるほど風合いの増す、手仕事の温もり漂う和彫りの輝きをお手元でお楽しみください。
ithのアトリエでは、100種類以上あるコレクションリングを自由にご試着いただき、素材のチェンジやリング幅の変更などもセミオーダーで叶えることができます。
お二人の個性が引き立たせる、キラリと輝く結婚指輪を探しにお気軽にアトリエにいらしてください。