2024.12.30 梅田

お二人らしさの印になる結婚指輪

S字カーブが気になります」という男性と

「人とかぶりたくないんです」という女性。

 

それぞれのお好みやこだわりを持って、

アトリエへ来てくださったところから

お二人の指輪づくりが始まりました。

ちがう理由からひとつのベースに

S字カーブが気になっていた男性は、

ご試着中に、あるお気持ちが芽生えてきましたね。

 

“なにかアクセントがほしい”

 

そして、“なにか”がトップのボリュームだと気づき、

選ばれたのが《マルカート》でした。

 

 

一方ご試着前は、

ストレートがいいと言っていた女性ですが

選ばれるのは動きのある指輪ばかり。

 

「着けてみると、

意外と動きのあるリングが好きなのかも⋯」

 

そうおっしゃった女性が

選ばれたのもまた、《マルカート》でした。

「流れるラインが好き」

と好きなポイントも教えてくださいましたね。

自然と重なったこだわり

お二人は夫婦漫才のような息ぴったりの会話で、

ご試着中にたくさん話し合いをしてくださいました。

 

気づけば女性の“人とかぶりたくない”というこだわりが、

いつの間にかお二人のこだわりになっていきましたね。

 

男性:ホーニング・《槌目 秋》/  女性:メーゼ

 

それぞれ好きな質感を選び、

一番よく見えるひねり部分には

お二人ともツヤっと輝く鏡面を残しました。

 

お二人が同じ方向を向いてデザインを考える姿は、

キラキラ輝いていてとても素敵でした。

お二人の印をこっそりと

デザインが完成に近づいたとき、

「せっかくなら、反対側でも楽しみたいな」

と男性からお話がありました。

 

そして男性はご試着の中でご興味を持たれていた

“星の飾り彫り”を反対側に入れることに。

 

「それなら」と、

ダイヤモンドの数を悩まれていた女性も

ダイヤモンドを1石に減らし、

“星の飾り彫り留め”でお留めすることになりました。

 

男性の指輪をクルッとひっくり返すと⋯

 

 

お二人の"印"が違う場所で

こっそり輝く結婚指輪、素敵ですよね。

よりお二人の指輪ということを

"印づける"アレンジとなりました。

 

実は《マルカート》には

“印をつけるように演奏する” という音楽用語から、

デザインに “二人の印” という意味を込められています。

 

そんな《マルカート》の意味のように、

お二人らしさの”印”になる一組になりましたね。

 

 

「このデザインは俺らだけやろ〜」と、

嬉しそうに話されていたお二人。

 

これから何十年と身につけていく中で、

たくさんのお二人の印を指輪に刻んでいってくださいね。

 

つくり手 百瀬

梅田アトリエ

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