当時、七夕にご入籍を控えられていたおふたりは、
槌目模様のリングに惹かれてithへお越しくださいました。
お仕事上、ダイヤモンドは輝きが強すぎるかも・・・。
でも、キラキラと輝くデザインは気になる・・。
そこで注目されたのが
リング表面に多面を作りだすことで
あらゆる角度に向かって
キラキラと輝く加工”槌目模様” でした。
ithでは同じ槌目模様でも種類をご用意していて
金槌など工具を変えることで
ニュアンスに変化を出しています。
それらの違いに四季の名前をつけていることも、ひとつの特徴。
ちなみに男性は《槌目 冬》。
冬のキリリとした涼やかさが感じられるよう
先端が平たい小ぶりの金槌を使った槌目模様。
パキッとした面が特徴です。
女性は《槌目 春》。
先端に丸みのある金槌を使うことでたくさんの窪みができ
春の陽差しのように温もりをたたえた
優しい輝き方をする槌目模様。
角があまり立たない、まろやかな面が特徴です。
いろいろな槌目模様があるなかで
おふたりは好きなニュアンスを見つけていきましたね。
実は季節の名を持つことをお伝えしたのは
おふたりが選び終わった時。
”私は秋生まれなので、四季なら秋が好きです”
とお伝えしたところ、
男性は ”汗かきだから冬が好き”
女性は "春生まれだから、やっぱり春が好き!"
と、選ばれたリングとリンクしたことを
驚きながらも、喜び合いましたよね。
先日、挙式前のメンテナンスにと
リングをお持ち込みくださいました。
少し使い込まれた槌目模様の表情も素敵ですが、
気持ち新たにキラキラと輝く指輪での挙式、とても楽しみですね!
おふたりの晴れ舞台で、
お互いを表現したリングが幸せに輝きますように・・。
私も楽しみに、成功を祈っています。
つくり手 大橋