ご入籍をされて1年半ほど、
今年の夏にご結婚式を挙げることが決まり、ithへ指輪を探しにお越しになりました。
せっかくこれからながく一緒に着けるものだから、
自由にこだわって、デザインを考えることができたら良いなと思ったことが
ithにお越しいただいたきっかけだとお話ししてくださいましたね。
お二人にとっての「結婚指輪らしさ」とは?
ithには、シンプルなデザインから、形や表面加工に個性があるものまで
さまざまなサンプルリングをご用意しています。
お二人は、そのデザインそれぞれにお気に入りのポイントを見つけてくださいました。
一通りお気に入りを見つけたあとは、それらをどう指輪に取り入れるかを考えます。
お二人の取り入れたいデザインを加えるのは大前提として、
ご結婚式を控えていらっしゃるので、ご予算も超えないようにお二人とご相談を重ねました。
「このフォルムをベースにアレンジを加えたいね」
「この模様は全周に入ると結婚指輪らしくないかも?」など、細かな部分までじっくり話し合って、
ほど良いカーブの《マルカート》をベースフォルムに、
お二人の好みのテクスチャをアレンジすることにまとまりました。
流れるような曲線が優美な《マルカート》は、そのフォルムを活かすテクスチャや加工と好相性。
女性は、星の飾り彫り留めでダイヤを取り入れたかったのと、
羽のような柔らかな輝きが特徴のピウマ彫りをトップに。
男性は、ピウマ彫りに似て繊細な輝きのメーゼテクスチャと、お揃いの星の飾り彫り、
それらをミル打ちで囲ったデザインに。
オリジナリティと結婚指輪らしい洗練された雰囲気が、バランスよく溶け込んだ指輪になりました。
なるべくしてなった"お揃い"のデザイン
初めのご相談の際は、「お揃いにはそこまでこだわらずに、自由に考えたい」とおっしゃっていたお二人。
ですが、最終的にはフォルムと素材はお揃いで、表面加工もよく似たデザインに仕上がりました。
気に入るものや選ぶものが似ているのは、お二人の仲の良さを物語っているようです。
あと少しでご結婚式ですね。
素敵な日になりますように!!
つくり手 櫻井