2025.03.13 表参道

大好きなミモザをモチーフにお仕立てした世界で一つのご結婚指輪

3月8日のミモザの日。

毎年、3月8日が訪れると、私はいつもお二人のお顔が心に浮かびます。

 

イタリアでは3月8日を「FESTA DELLA DONNA(フェスタデラドンナ)=女性の日」とし、

男性から女性へ感謝の気持ちを込めてミモザをプレゼントする風習があります。

そのため、3月8日は「ミモザの日」とも呼ばれるようになりました。

 

この風習に感銘を受けたお二人は、大好きなミモザの日をご入籍日として選び

ミモザモチーフのご結婚指輪を作りたいとアトリエを訪ねてくださいました。

全ての指輪をご試着いただきながら生まれた"お二人のこだわり”

「指輪にもミモザを連想するような何かを込めたい」と

お話しいただきましたが、具体的なイメージやご希望はまだなく

「まずはithのコレクションをご試着いただきながら、考えていきましょう」と

ご試着がスタートしました。

 

たくさんの指輪をご試着いただく中で、お二人のお好みが少しずつ明確になってまいりました。

 

『お手元に馴染むS字のカーブ』を気に入ってくださった女性

『立体的な動きよりも、平面的に動きのあるデザインがお好き』だとお話しくださった男性

『ブーケが巻き付いているより、一本のミモザが指に巻き付いているイメージが良いかも』と

想像を膨らませながら、お話し合いを重ね、少しずつイメージが形になっていきます。

 

お揃いのミモザにお二人"それぞれのこだわり”も込めて

男性の指輪の葉には和彫りで葉脈をお彫りいたしました。

遠くからでも分かる力強い和彫りがかっこよく、印象的な仕上がりに。

女性の指輪の葉は繊細な彫り模様でお仕立ていたしました。

柔らかく優しい雰囲気が、女性にとてもよく似合う可愛らしい印象に。

真ん中から少し右側の、ご自身の目に留まる場所に、

さりげなくイエローダイヤモンドを一粒お留めした事もこだわりのポイントです。

ミモザの茎部分も、それぞれのお好みに合わせてお仕立ていたしました。

男性の指輪(左側)は枝の質感を感じられる、木の彫り模様を、

女性の指輪(右側)には流れるような艶消し加工を施して、

お揃いの指輪に、少しずつ違うお二人それぞれのこだわりも込めました。

フルオーダーメイドでお仕立てした世界で一つの特別なデザイン

『ミモザの指輪を作りたい』というお二人の想いから生まれたミモザのご結婚指輪

まるでファッションリングのように華やかで

いつまでも色褪せない世界で一組だけの特別なご結婚指輪が完成いたしました。

 

毎年、ミモザの季節になるたびに、お二人のお顔が浮かびます。

素敵な指輪制作のお時間をご一緒させていただき、ありがとうございました。

 

ミモザの花言葉は『感謝』『思いやり』

仲睦まじく、お二人で楽しみながらデザインいただいたミモザの指輪が

今日もお互いを思い合うお二人の、お守りのような存在になっていたら嬉しいです。

つくり手 庄形

 

 

 

 

 

 

 

 

表参道アトリエ

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大好きなミモザをモチーフにお仕立てした世界で一つのご結婚指輪