最初にご来訪いただいたのは
男性お一人の婚約指輪のご相談でした。
お二人とも海の上のお仕事をされているとのことで
いつも海の上から送るお手紙の書き出しを
次はお二人で結婚指輪のご相談に
いらしてくださいました。
お二人が選んだ指輪は
男性はシンプルなものがお好みとのことでしたが
実際つけてみると物足りなさがあるように感じ
少しアクセントがある《メビウスウーノ》に。
女性は指が綺麗に見えるものがいいとのことでした。
《カンタービレ》をつけた時、
細身でカジュアルさもありつつ、
繊細な可愛さを気に入ってくださいました。
お二人の指輪には穏やかな海を連想させる
柔らかなツイストがお揃いの結婚指輪になりましたね。
また、リングの内側には、
お二人の仕事に欠かせない灯台を刻印しました。
お二人だからこそわかる
灯台の形をたくさん描いて選んだ、ノッポ灯台。
光が遠い先まで照らしてくれるように
灯台の刻印の対角線上には
きらりと光る内石をお留めいたしました。
暗い海の夜でも、灯台の光が
お二人の居場所を照らすよう、
この指輪がお二人の未来の道しるべとなれば幸いです。
穏やかな波のように、
お二人の愛が健やかに育まれますように。
つくり手 高橋