お二人と初めてお会いしたのは、
まだ少し寒さが残る、春の始まりの頃。
「せっかくなら華やかな婚約指輪を贈ってあげたいです!」
男性がそう教えてくださったのが印象的でした。
お二人で仲良く会話を重ねながら、
たくさんの婚約指輪を比べていただきましたね。
お二人の心を掴んだのは《フィオーレ》
イタリア語で「お花」を意味する指輪。
オリジナリティを感じられることを大事に
お二人が何よりこだわりを込めたのは、誕生石のアレンジです。
男性の誕生石、8月のペリドット。
女性はご自身のお名前から、淡く優しい色味ながらも
特別な彩りを与えられるようにと
ブルーダイヤモンドを留めることにしました。
色鉛筆を使いながら、
どこに誕生石にお留めするかを会議するのも楽しい時間。
「中心は白いダイヤモンドの輝きを存分に楽しめるようにしよう」
と、サイドに誕生石を入れることに決定です。
そして婚約指輪の1番の主役、中石には
男性からの色褪せない愛情を感じられる、ホワイトダイヤモンドを。
女性の誕生日と同じ、0.408ctのダイヤモンドをお選びいただきました。
男性からの愛情と決意、
女性が一生身につけたいと思えるこだわり。
お二人のそれぞれの想いを大事にした、婚約指輪の完成です。
お二人のこれからを約束する、大切な婚約指輪。
女性はお花がお好きと教えてくださいましたね。
いつもお手元で優しく咲く《フィオーレ》を
お二人のたくさんの愛で、育てていってくださいね。
末永くお幸せに。
つくり手 雨宮