“誰とも同じじゃないリングが欲しい!”とithにお越しいただいたお二人。
なかなか好みのリングに出会えなかった…とお話して下さり、オーダーメイドをお選びになったそう。
そんなお二人が好みだったテクスチャは槌目模様。
槌目は職人がひとつひとつ手作業で制作していくため、まさに1点もの。
打ち方や、使用する金槌によって仕上がりや風合いを変えることができます。
こちらはithでお仕立てする最も細かい槌目テクスチャで
鏨と(たがね)いう先の細い金属を回しながらランダムに打っていく槌目です。
仕上がった模様は、秋の鱗雲をイメージさせます。
“普通の槌目じゃ物足りないかも。”
せっかくのオーダーだったら二人のオリジナリティが欲しい、お二人のそんな思いもあったので
槌目でグラデーションにしてみますか?とご提案。
おもしろい!と賛成してくださいました。
つくり手の私も、初めてのアレンジにとてもワクワクしました。
トップから半分は《槌目 秋》に、そして境目のグラデーションから自然に鏡面へと繋がるようアレンジ。
いつも明るく、色々なお話しをしてくださったお二人。
新しいデザインをお客様と一緒に考えていく楽しさを、改めて感じさせてくれました。
他にはないお二人だけのマリッジリングになりましたね。
松田 美樹
Male:マリッジリング / Pt900 (プラチナ)
Female:マリッジリング / K18(イエローゴールド)