“シンプルなリングが好み”
色味はピンクゴールドが好きという女性。男性は“プラチナがいいかな”とおっしゃいました。
アトリエを訪れる前に保存していた、お気に入りのリング画像を見せていただいても、ピンクゴールドでシンプルさを大切にしたデザインがたくさん。
地金の色はそれぞれでお選びでしたが、お二人のデザインのお好みは一緒で、多面体のリングが特にお気に入りでした。
話しながらアトリエで一緒に見つけたのは、やわらかな面の作りが特徴的なDeserto《デザート》。
アレンジ前のデザインでは、マットなつや消しで仕上げられたこのリングを、お二人は光沢仕上げにすることで、輝くアクセントをつけました。
もともとは砂漠をイメージして作られたリングでしたが、表面に光沢を与えることで、光を受けて輝く水面のように、潤いを感じさせるさわやかな雰囲気に。
ひとつ何かを変えるだけでも、リングの表情はガラリと変わります。
最初にこのリングを着けた瞬間、“俺はこれが好きだ!”と、とても気に入ってくださった男性。他のリングをご試着なさっても、“やっぱりこっちの方が好きだ”と一途なご様子。
女性もはじめと変わらず、“ピンクゴールドのリングは可愛い”と、何度も呟かれていたのが印象的でした。
初めは“地金はプラチナがいいかな”と仰った男性でしたが、実際にリングを着けてみると“ホワイトゴールドのほうが肌に馴染み、着けやすいかもしれない”と、ホワイトゴールドでお仕立てすることに。
多面体のやわらかさと、肌に近いリングの色味でナチュラルさがぐっと増しました。
ご納品の日にはお揃いのお洋服でアトリエへいらしたお二人。リングを着けて、“結婚したな!”と改めて実感なさっていましたね。
目に見える“夫婦の証”に、喜ぶお二人の姿が忘れられません。
“指輪を見に行く楽しみよりも、平島さんに会える楽しみのほうが強かったです”と、ご納品後メッセージをくださった女性。
そのメッセージを読んだ後、お二人と初めてお会いしてからご納品までのことを振り返り、いただいた一言にとても温かい気持ちになりました。
光を浴びて輝く水面のように、お二人のこれからも、潤い輝きのある日々となりますように。
つくり手 平島 郁美
Male:マリッジリング /K18WG(ホワイトゴールド)
Female:マリッジリング /K18PG(ピンクゴールド)