普段好みが合わないというお二人。
オーダーメイドならお揃いの指輪を見つけられるかもしれないと、
ithに来てくださいました。
確かにそれぞれ違う好みを持つお二人。
それでも、お互いに理解して尊重し合う姿が印象的でした。
試着を進めて行くと、
Allegro《アレグロ》を気に入ってくださった男性。
斜めに通るラインを境に二つの面が存在するリングです。
それぞれ違った質感を施すことで、
見る角度によって違った表情を楽しめるのが、
男性のお気に入りのポイントでした。
存在感のある " かっこいいリング " が男性の好みでしたね。
一方で女性の目に止まったリングは、Piuma《ピウマ》でした。
細かいV字の彫り模様が特徴的で、
モチーフである羽根のようなふんわりとした質感が女性のお気に入りでしたね。
柔らかい " 優しいリング " が女性の好みでした。
好みの違うお二人はどうしたらお揃い感が出るのか、
とても悩みましたね。
お話を聞いていると、
お互いが好きなリングにご自身も良いと思えるポイントがあることに気づきました。
アレグロのフォルムはかっこよすぎてしまうけれど、
【面が2つあるリング】は面白いという女性。
ピウマ彫はふんわりとした印象だけど、
【細かい彫り模様の珍しいリング】は気に入ったという男性。
ご自身の好みとパートナーの好みを組み合わせた、
お互いを尊重するお二人にぴったりのリングに決まりました。
かっこいいフォルムに柔らかい彫り模様を乗せたリングのように、
いつまでも寄り添いあって素敵な結婚生活を送ってくださいね。
つくり手 林 桃香