お二人の好みはそれぞれ違っていて、男性はシンプルなもの、
女性は和彫りという技法で模様を彫った、クラフト感のあるリングがお好みでした。
結婚指輪は二つで一つのもの、何か共通点は欲しいね、ということだったので、
コレクションのリングをたくさん着けてみながら、ふたりの本当の好みを探っていくことに。
たくさんのリングを見て、着けていくうちに、自分たちはどんなデザインが好きなのか似合うのか、
本当のお気に入りが見つかってきました。
いろいろなデザインを身に着けて、シンプルなほうが素敵な気がしてきた、と女性。
デザインが凝っていたり、クラフト感の強いリングは将来的に飽きてきそうだなと気にされていました。
男性はシンプルでも、形にこだわりがあるものに興味津々。
指に沿うカーブがついている、Vivace《ヴィバーチェ》が気になっていました。
波のように大胆でいて、優しいカーブがついている《ヴィバーチェ》、波のようなカーブというワードにとっても目を輝かせたお二人。
お話を聞いていくと、二人とも海が大好きで、
男性はサーフィン、女性はダイビングをされるということ!
リングの形は《ヴィバーチェ》が二人の心にぴったりとはまったようでした。
彫り模様がお好きだった女性へ、きらきらとしたアクセントをと思い提案したのはスターダスト加工。
《ヴィバーチェ》は流れるように切り替わる面も特徴的なリング。
裏と表とある面の、一方はつるつるの光沢、もう一方をスターダスト加工を取り入れると、裏と表で異なる表情を作り出すことができます。
スターダスト加工はダイヤの煌びやかな輝きとはまた違った、
まるで太陽に照らされた白浜のような、きらめく水しぶきのような、そんなナチュラルな輝きと華やかさが魅力の加工。
男性は焼けた肌の色にホワイトゴールドがとっても似合っていたので、少し渋みのあるホワイトゴールの色味をより引き出すために一面のみにマットなつや消し加工をプラスしました。
リングの形は波のような形で、スターダストの水しぶきのような輝きも私たちっぽいね、とお二人とも気に入ってくださいましたね。
波のモチーフには、『永遠に途切れることのない愛』という意味が。
お揃いの形でお仕立てしたこのリングが、お二人の愛を永遠につなぐ、お守りとなりますように。
つくり手 多田真梨子
Male:マリッジリング/K18WG(ホワイトゴールド)
Female:マリッジリング/Pt900(プラチナ)