普段からリングを着けることが多い女性。
リングはあまり着けない男性。
お二人は婚約指輪、結婚指輪をお探しで、大宮のアトリエに来てくださいました。
女性は大きい中石のダイヤモンドの周りに、小さなメレダイヤが輝くエンゲージリングがお好み。
その中でもOblique《オブリーク》を気に入られました。
小さなメレダイヤを、流れるように留めたこのデザインが、「大人っぽく、飽きもこなさそう。」とおっしゃっていましたね。
結婚指輪は《オブリーク》の左右斜めに流れるラインに揃え、S字のカーブがかかったVivace《ヴィバーチェ》を選ばれました。
リング表面に2つ面をもつ特徴を生かし、1面は鏡のように輝く鏡面仕上げに。
もう1面は槌目の秋をつや消しで仕立てました。
槌目秋の細やかな多面体が、エンゲージリングと重ねてもダイヤモンドの邪魔をせず、
それぞれが綺麗に収まる形にお二人はこだわりました。
つや消しと鏡面仕上げの絶妙なバランスやコントラストも、お二人お気に入りのポイントです。
さらに女性が手書きで書いた鳥の足跡を、歩いた後をイメージして刻みました。
お家で飼っているペットも、大切な家族の一員であるという気持ちを込めました。
完成したリングを見て、お二人ともとっても喜んでくださり、私も本当に幸せです。
中でも刻印は「足跡がちゃんと入ってる!」と、感動してくださいましたね。
鳥や羽を取り入れたジュエリーは、「幸せを運んでくる」と言われています。
お二人の結婚指輪が幸せの鳥となり、これからたくさんの幸せを運んで来ますように。
つくり手 / 平島郁美
Male:マリッジリング/Pt900(プラチナ)
Female:マリッジリング/Pt900(プラチナ)
Female:エンゲージリング/K18YG(イエローゴールド)