初め、男性がおひとりでエンゲージを探しにithに足を運んでくださったのが
おふたりとご縁を頂いたきっかけでした。
おふたりともホルンを演奏されており、WEBで見つけた
楽器と同じ名が付いたHorn《ホルン》を
エンゲージリングとして渡したいとお話しくださいました。
実際に実物をご覧いただき、他のデザインもご覧いただいたうえで、
《ホルン》がやっぱり1番良い、とお仕立てを進めていきました。
エンゲージリングご納品のタイミングで、
マリッジリングもお選びくださいました。
ご試着いただく中では、おふたりの合わせたいご希望と
自分に似合うリングがそれぞれ異なっていましたが
男性が女性のお好みに合わせたデザインで考えていきました。
「意味もいいよね」と、楽器を演奏なさっているおふたりが選ばれたのは
“ひとつひとつの音をはっきりと”
そんな意味の、音楽表記と同じ名前がつけられたMarcato《マルカート》。
女性はダイヤの輝きを少し控えめにされたいとのことで、
コレクションよりも2粒、ダイヤを少なくしてお仕立てしました。
男性は指に合うフラットな形をご希望されており、
リボンが翻るように、ひねりを加えた形ではありますが
トップの高さが抑えられた形なのでお手元にもしっかり馴染みました。
落ち着いたおふたりに、上品な形のリングがとてもお似合いでした。
先日は挙式前の磨き直しにお越しいただき、またお会いできて嬉しかったです。
これからも末永くお幸せに…!
つくり手 伊藤理佐