マット加工がお好みで、2色の色味が気になっていると仰っていたお二人。
女性はエンゲージとの重ねづけも考えて細身にしたいと伺っていたため、
2色で細身のリング、Martello uno《マルテロウーノ》をご試着頂きました。
Martelloはイタリア語で槌目という意味があることから、リングの内側に細かな槌目模様が入ったリング。
かたちはとても好みと仰っていましたがマット加工がお好みだったお二人は、表面の仕上に悩まれました。
そこで、エンゲージリングで表面と側面に細かい槌目模様の入ったViola《ヴィオーラ》がお気に入りだったことから”内側に槌目を入れず、表面にエンゲージリングと同じ槌目模様を入れてマットな仕上がりにしてみてはいかがですか?”とご提案しました。
”槌目がもともと好きだったのと、共通点ができたことで重ね付けした時の相性がばっちり!”とこちらのアレンジに決められました。
またマリッジリングの内側に槌目の入っていた部分には、よりマットな雰囲気にするため”ヘアライン”というマット加工でお二人とも仕上げました。
エンゲージリングでこだわった部分は、通常脇石にダイヤが12pc留まっているデザインですが、女性さまが”リングをはめた時に、隣の指にダイヤが当たるのが少し気になる”と仰っていたため左右1pcずつダイヤを減らし着け心地を良くしました。
それぞれ指の長さやかたちは皆違うため、ご自分の指に合ったアレンジ方法を見つけていけることがオーダーメイドの楽しみのひとつでもあります。
幅や仕様等ご自分のお手元にぴったりと合うかたちはどれだろうとお二人と沢山お話を重ねました。
沢山悩んだ分、とても素敵なリングになり完成して無事お渡しできた時は私もとても嬉しかったです!
これからもリングと共に笑顔の絶えない素敵な結婚生活になりますように。
つくり手 千葉美貴
Male:マリッジリング /pt900,K18
Female:マリッジリング/pt900,K18
Female:エンゲージリング/K18