お二人は、普段の服装に自然と馴染むシンプルなリングをお探しでした。
事前にithのWEBサイトやInstagramをご覧になり、女性はTsutime Aki《槌目 秋》が気になっていました。
《槌目 秋》は、何度も重ねてつけた細かい槌目模様が動きのあるマットな風合いを醸し出すクラフトリングです。
普段リングを着け慣れていない方にとっても、ナチュラルにお手元に馴染む親しみやすい風合いです。
他にもマット加工のリングをご試着頂きましたが、女性は “アンティークな風合いと《槌目 秋》でしか味わえない手仕事感とマットな雰囲気が好き” と、このデザインを選びました。
男性は、《槌目 秋》もお気に入りでしたが、“2色づかいのリングも素敵でいいな” と、とても悩まれました。
そんな中、一番最初にお二人が考えていたリング選びのポイントを、改めて思い出しながらデザインを考えることをご提案。
お二人のリング選びのポイントは、 “自然と指に馴染むシンプルなリング” でした。どちらのリングが希望に近いかと改めて考えてみると、《槌目 秋》のデザインがマットで肌にも馴染み、近くで見ると槌目模様が細かく見える “さりげなさ” が決め手となり、男性も女性と同じデザインを選びました。
女性は、中心に1.4㎜の少し大きめのダイヤモンドを留める希望をお持ちでした。普段の生活でダイヤが取れてしまうことを心配していたため、伏せ込みという留め方をおすすめしました。
伏せ込みとは、ダイヤの粒をぐるり1周地金で覆う留め方です。
引っかかりがなく安心して着けて頂けることをお伝えすると、“シンプルで飽きることがなさそう” と、ますます気に入ってくださいました。
マットな質感の中にも少しつやがほしいとの男性のご希望で、つやを残してのお仕上げとなりました。
これからの結婚生活の中で、槌目模様が風合いを増して変化していくのも楽しみですね。
何度も試着し、リングを細かく見ていたことで “もう自分のリングのように、愛着が湧いてきた!” と笑顔を見せてくださったご様子を鮮明に覚えています。
たくさんのリングの中から “これだ!” と思えるものを選ぼうとすると、とても悩みますよね。お二人の中で “どんなイメージを大切にしたいか ” を、よく考えながらリングを選んでいくと、最終的にお二人のイメージにぴったりのリングに完成していきますよ。
つくり手 千葉 美貴
Male:マリッジリング/pt900(プラチナ)
Female:マリッジリング/K18YG(イエローゴールド)