アトリエにご来店する前から、
「このリングが好き!」とはっきりお好みが決まっていた女性。
どのリングを手にとってみても、
一目惚れしたリングに優るリングはありませんでしたね。
女性が一目惚れしたリングのお名前は、Pioggia《ピオージャ》
何度も何度もおっしゃってくださいました。
イタリア語で“雨”を意味する《ピオージャ》
雨は天からの贈り物と呼ばれ、幸せの象徴とされています。
男性も同じ《ピオージャ》を手に取り、
一線一線、彫り模様にコントラストがついた、
手仕事ならではの繊細さをお気に入りに。
さらに、男性らしい手の形に合わせて、リング幅を少し広めにとり、
自分の手に似合うリングに仕立てています。
地金のお色味は、普段シルバー色の時計を身につける男性はプラチナを。
普段ゴールドのアクセサリーをに見つける女性は、イエローゴールドを。
お二人の日常に、溶け込みやすいお色味を選びました。
柏アトリエのお隣にある教会で、結婚式をあげられたお二人。
当日は教会の鐘の音がアトリエ中に響き渡り、
私たちつくり手の心の中に、幸せを運んでくださいました。
お二人の元にも、これからたくさんの幸せが、
天からの贈り物のように、おしむことなく降り注ぎますように。
つくり手 / 平島 郁美