柔らかくて女性らしいシルエットを気に入って、
はじめから、「カーブ系のリングにしたい」、
「どこかに個性も持たせたい」と、しっかりとしたお好みがありました。
ですが、一言にカーブと言っても形は様々。
まずは、「どんなカーブが、お手元に似合うのか。」
お二人と、沢山お話ししながら探していきます。
その中で、《フォルトゥナ》にしようか、
それとも《ムーン》にするか。
この2つのリングで悩まれ、
「これ!」と決め手をみつけられなかった女性。
「このゆるやかにカーブした形が好き」だと、
《ムーン》を着けている女性を見て、
最初におっしゃってくれたのは男性でした。
そしてこの一言で、
悩んでいた形は、すぐに決まりましたね。
次は《ムーン》のどこに、
お二人の個性を持たせるか、ご一緒に考えていきます。
お名前に、“桜”という文字がつく女性。
大きく輝くダイヤモンドの隣に、ひとひらの桜を思わせるような、
ピンクダイヤモンドを留めることにしました。
《月》と“桜”
奥ゆかしき和の情緒が溢れる、
優しげな婚約指輪が完成しました。
“Now and forever”
これからもずっと。
内側には、男性から女性へ。
特別なメッセージを。
これからもずっと、お二人が笑顔でありますように。
銀座アトリエから、私もそう願っています。
つくり手 / 平島