▽ “オーダーメイド” を探して
“普段指輪を身に着けないから、
全然イメージが湧かなくて”
そうおっしゃるお二人と
ithとの出会いは、
WEB検索がきっかけでした。
キーワードは、“オーダーメイド”。
欲しい指輪は決まっていなくても、
ありきたりではない
個性を持たせたいという意見が、
初めからはっきりしていましたね。
▽ 試着で見つかる、お二人の好み
好みを知るには、試着が一番。
好みの理由を丁寧に確認していけば、
初めての指輪選びでも
納得してデザインを絞り込めます。
お二人の目に留まったのは、
Vivace《ヴィバーチェ》。
お二人共通のお好みは、
指輪全体にくっきりと施された
カーブフォルムです。
表面の質感は、
はっきり分かる彫り模様を
入れてみたいという女性に対して、
一方の男性はつやっとさせたい。
試着を重ねていくと、
お互いの好みが明らかになりましたね。
▽ お二人の好みを、ひとつに
そこでお二人にご紹介したのが、
Piuma《ピウマ》でした。
はっきりした彫り模様でありつつ、
羽毛がモチーフの柔らかなラインと
光を受け優しく輝く様子に、
“悪くないよね!” と好印象。
さらに、カーブの《ヴィバーチェ》に
《ピウマ》の彫りを施した
サンプルリングをご覧いただくと、
“すごい!” そして
“こんな印象になるんだ!” と、
笑顔が溢れましたね。
お二人の思いが、
ひとつのデザインに重なりました。
▽ 職人の手仕事を感じる仕上げで
端正な《ヴィバーチェ》が
彫り模様によって
優しい雰囲気に変わる様子を、
女性がとても喜んでくださいました。
カーブフォルムに加え、
二面構成のデザインも
《ヴィバーチェ》の特徴です。
羽の彫り模様のない面は、
つややかに磨き上げて
男性のお好みも取り入れました。
指輪の内側には、手打ちの刻印を
職人がひと文字ずつ刻んでいます。
一緒に添えた誕生石は
男性はペリドット、
女性はブルートパーズ。
お互いに、お相手の誕生石を
お留めしています。
▽ ご入籍記念日=ご納品
制作を経て、指輪をお渡しした日は
お二人のご入籍の日でした。
旧姓の女性とお会いする、
最後のひととき。
大切な時間を共有させていただき、
とても嬉しかったです。
おめかしをしたお二人は、
落ち着いたご様子ながら
感慨深そうに、
何度も何度も指輪を
見やってくださいました。
イメージが湧かないところから、
思い入れを込めてかたちにした
お二人の結婚指輪。
左手の薬指にずっと寄り添い、
お互いにとっての
お守りのような存在になりますように。