結婚10年目の特別なリング
結婚指輪と重ねて着けられる、華やかなリングをお探しのおふたり。アトリエを訪ねてくださったのは、結婚10年目の特別な日でした。
日常的に身につけられること、そして10年の記念の意味を込めてダイヤモンドを10石留めたいことは、女性からのご希望。
一緒にアトリエに来てくれた娘さんも、キラキラと輝くリングに興味津々です。
"メビウス"に10石のダイヤモンドを
好きな形・テイストは女性が絞り、最終的なデザインは男性と娘さんが決めた上でオーダーをいただきました。
女性はシンプルなもので、ダイヤがついていればそれでいいのだけど、“男性が選んでくれたものを身に着けたい”とのこと。お互いを大事にし合う、仲のよい雰囲気が伝わってくる素敵なおふたりです。
シンプルでも優雅なラインが印象的なAllegro《アレグロ》と、トップのひねりがアクセントのMobius due《メビウス ドゥーエ》。
とても迷われましたが、娘さんの“メビウスのほうがかわいい!” の一言でデザインが決定しましたね。
シンプルな、結婚指輪らしいカタチが魅力のメビウス。トップの流れるようなひねりのラインが美しい形です。
メビウスとは、裏も表もない終わりなき永遠を表すかたち。ふたりの結婚が、いままでとそしてこれからも変わらず幸せなものであるようにと願いを込める、記念のリングにはぴったりな形です。フォルムも、意味合いも気に入っていただけましたね。
メビウスのトップには、ダイヤモンドを10石あしらうことに。
側面から表面に、ダイヤの大きさを変えてグラデーションのように留めることで、10石のダイヤがまるで流れ星のようにリングを飾ります。
お手持ちの結婚指輪と重ねて着けることもあり、リングの幅は少し抑えてデザイン。重ねて着けた時のバランスを考えながら、2.5mm幅でお仕立てしました。
家族を結ぶお子様のイニシャルと誕生石
さらに素敵なのは、リング内側に大切なお子さん達のイニシャルと誕生石をお入れしたこと。家族の絆を結ぶ、大切なリングになりそうです。
今までの感謝と、これからも変わらぬ愛情を誓う、結婚10周年の素敵な贈りものになりましたね。